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商品説明
ミシェル・フーコー(一九二六‐八四)は顔を持たない哲学者だ。今の自分にとって「正しい」とされることを徹底的に疑いぬき、自己を縛り付けようとする言説に抗い、危険を冒してでも常に変化を遂げようとした。だからこそ彼の著作は、一冊ごとに読者を新たな見知らぬ世界へと導いていく。その絶えざる変貌をたどる。
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収録内容
1 | 序章 顔を持たぬために書くこと |
2 | 第1章 人間学的円環―『狂気の歴史』とフーコーの誕生 |
3 | 第2章 不可視なる可視性―『臨床医学の誕生』と離脱のプロセス |
4 | 第3章 人間の死―『言葉と物』 |
5 | 第4章 幸福なポジティヴィスム―『知の考古学』 |
6 | 第5章 「魂」の系譜学―『監獄の誕生』と権力分析 |
7 | 第6章 セクシュアリティの歴史―『性の歴史』第一巻『知への意志』 |
8 | 第7章 自己をめぐる実践―『性の歴史』第二~四巻と晩年の探究 |
9 | 終章 主体と真理 |