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商品説明
社会変革をめざし地域共生社会を実現するためにはソーシャルワークが不可欠である。なぜならば、ソーシャルワーカーは「社会変革」によって明確に定義づけられている唯一の専門職であるからだ。地域共生社会の実現のためには、希薄化した社会的連帯という「障壁」を乗り越えていかなければならない。これは制度・政策からは改善し難い「障壁」であるがゆえに、ソーシャルワークの実践が希求されている領域である。これからのソーシャルワーカーには、実践領域において制度・政策をどのように運用していくべきか、その姿勢と創造力が問われてくる。その実践の堆積によって、制度・政策の再生産・再創造を促す提言力も求められるだろう。ソーシャルワーカーの国家資格の一本化への政策提言。
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収録内容
1 | 1章 なぜ「社会変革」は伸展しないのか(新自由主義に対する抵抗の歴史 |
2 | 「従来型」による「社会変革」の陥穽 |
3 | これからの社会変革の端緒をさぐる |
4 | 地域で「共感」を創出する「社会変革」への挑戦) |
5 | 2章 人間の尊厳保障を阻むもの(人間の尊厳を毀損する2つの視座 |
6 | 経済効率の追求が人間の暮らしを破壊する |
7 | 社会的連帯の希釈が人間の尊厳を毀損する) |
8 | 3章 「出逢い直し」による社会変革の促進(「出逢い直し」のすすめ |
9 | 「社会変革」の障壁を乗り越える視座) |
10 | 4章 ソーシャルワークの中核に位置する「社会変革」(ソーシャルワークの要諦 |
11 | 「人間の解放」とは何か? |
12 | すべてのソーシャルワーカーが免れ得ない「社会変革の対象」 |
13 | ソーシャルワークを伸張させるための政策) |
14 | 5章 「地域共生社会」の背景にあるもの(政府の志向する「地域共生社会」をみる |
15 | 「地域共生社会」の背景にあるもの1 人間を手段化する政策 |
16 | 「地域共生社会」の背景にあるもの2 費用抑制論に依拠した「地域的包括ケア」と「新福祉ビジョン」) |
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