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商品説明
短期療法とは、プラグマティズム(実用主義)に基づく心理社会的支援の方法である。本書は、ミルトン・H.エリクソンの臨床を研究したグレゴリー・ベイトソンらによって発見された短期療法だけでなく、森田正馬らによる森田療法などの知見をも集約し、クライエントの役に立ち、少しでも支援者自身にとっても負担が少ないセラピーを追求した著者による、「短期療法」の実践のための1冊である。短期療法(ブリーフセラピー)はさまざまな進化を遂げているが、その中核にあるのは「プラグマティズム」だと著者はいう。この本は、その観点から行ってきた臨床を振り返り、実用的な臨床ヒントをまとめた書であり、初学者だけでなく、ベテランたちも含め、多くの示唆を与えるものとなっている。
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収録内容
1 | 1 短期療法の基礎編(短期療法の基本モデル―問題‐偽解決モデル |
2 | 例外の活用―二重記述モデル ほか) |
3 | 2 短期療法の達成編(覚悟 取り組みへの決断 |
4 | 払捨―臨機応変に ほか) |
5 | 3 短期療法の背景編(森田療法―短期療法の先駆け |
6 | システム、自己制御性について ほか) |
7 | 4 短期療法のプロジェクト編(不登校とひきこもりへの支援 |
8 | 家族再統合(犯罪) ほか) |
9 | 5 短期療法自己成就編(短期療法との出会い |
10 | ITC家族心理研究センター ほか) |