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商品説明
岩波茂雄が戦時中、吉田五十八に作らせた「惜櫟荘」、その番人となって十余年が過ぎた。傷んでいた建築の修復はなったものの、温泉の替掘、庭の手入れ、台風の襲来、蜂の大量発生など苦労が絶えない中、時代小説を書き続ける毎日が続く。その合間をぬって、家族で世界各地を旅し、その地での人々との交流が、また楽しい休暇となる―。
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収録内容
1 | 作家の原稿 |
2 | 旅の仕度 |
3 | インドの真理(上) |
4 | インドの真理(下) |
5 | 写真家二川幸夫のこと |
6 | 贅沢な午睡 |
7 | 東京オリンピック 一九六四(上) |
8 | 東京オリンピック 一九六四(下) |
9 | スリランカ旅行(上) |
10 | スリランカ旅行(下) |
11 | 数寄屋と作庭 |
12 | 五十八めぐり |
13 | 蜂と蝿 夢にて候 |
14 | 「謎の絵」のこと |
15 | テロ後のパリ |
16 | 石畳雑記 |
17 | 英雄の死 |
18 | 鶴岡での講演 |
19 | イリノイからの手紙 |
20 | 七十五年前の惜櫟荘 |
21 | 越南再訪 |
22 | 気分転換の「船旅」 |
23 | ナポリを見て死ね―南伊紀行(一) |
24 | シチリア人の魂は山にあり―南伊紀行(二) |
25 | シチリア追憶,感傷旅行―南伊紀行(三) |
26 | カセンとお練り |
27 | 文庫の時代は終わったのか |
28 | さくら違い |
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