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商品説明
十八世紀後半、いけばなの歴史で初めて『源氏物語』を取り入れ一世を風靡した「源氏流いけばな」。二代で断絶し、十九世紀には廃絶したとする通説に反して、じつは、帰郷した子孫によって流派は存続し、秘伝も伝承されていた。その幻とされていた『源氏物語』との関係を詳らかにし、古人がこの物語を五感で堪能していた様を明らかにする。
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収録内容
1 | 1 千葉龍卜―源氏流いけばなの創始者(現代における知名度 |
2 | 源氏流の由来 ほか) |
3 | 2 源氏流いけばなの伝授―三段階伝授(源氏流いけばなの三段階伝授 |
4 | 第一段階 ほか) |
5 | 3 大嶋宗丹―源氏流いけばなの大成者(大嶋宗丹の略歴 |
6 | 大嶋宗丹と『源氏物語』―真の巻 ほか) |
7 | 4 円尾遊龍―源氏流いけばなの革新者(円尾家と徳大寺家 |
8 | 徳大寺家と華道 ほか) |
9 | 5 家元騒動―源氏流いけばなのゆくえ(暁雲斎の家系 |
10 | 円尾家の悲劇 ほか) |