商品説明
「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」。神・仏に邂逅した出来事を、神事・仏事として「花」をもたらすべく再現する儀礼“猿楽能”をどのように修するか。約二十年かけて増補改訂、推敲が重ねられた世阿弥の主著。有限・無常な修者は、生涯を通して「花」を体現すべく、しぐさ、舞、物まね、音曲をどのように習い学ぶか、台本である謡曲をどのように作るか、興行はどうあるべきかなどが論じられる。そこでは幽玄論の確立とともに、日本文化史上稀有な奥行きの深い思想を展開。本書は『風姿花伝』を日本思想史の文脈のなかに位置付け、捉え直した画期的訳注書。
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収録内容
1 | 風姿花伝(風姿花伝第一年来稽古条々 |
2 | 風姿花伝第二物学条々 |
3 | 風姿花伝第三問答条々 |
4 | 風姿花伝第四神儀云 |
5 | (風姿花伝第五)奥義云 |
6 | 風姿花伝第六花修云 |
7 | 風姿花伝第七別紙口伝) |
8 | 夢跡一紙 |
9 | 金島書 |