著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
歴史を彩る英雄は、どのように語り継がれ、創作され、日本人の記憶と歴史認識のなかに定着したのだろうか。平将門、菅原道真らの怨霊への畏怖。武威の来歴の物語を託された坂上田村麻呂や源頼光。西国から琉球へ、陸奥から大陸へと伝説を拡大させた鎮西八郎為朝と源義経。能・浄瑠璃から近代の国定教科書まで、伝説のなかに中世史の再発見を試みる。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 再生する英雄たち―江戸のなかの中世(英雄あれこれ |
2 | 負け戦のものがたり ほか) |
3 | 第2章 道真と将門―敗者の復活(『菅原伝授手習鑑』より |
4 | 天神のわらべ唄 ほか) |
5 | 第3章 田村麻呂と頼光―武威の来歴(国定教科書のなかの田村麻呂 |
6 | 『田村の草子』の世界 ほか) |
7 | 第4章 為朝と義経―異域の射程(外伝、鎮西八郎為朝 |
8 | 伝説の古層をボーリングする ほか) |
9 | 第5章 伝説の記憶―歴史観の祖型(再び伝説について |
10 | 『本朝千字文』 ほか) |
close