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商品説明
真珠湾攻撃を受けて、第二次世界大戦に参戦したアメリカは、ローズヴェルト大統領のもと、中国をパートナーに東アジアの秩序管理を行おうと中国大国化構想を推し進めた。しかし、第二次世界大戦後、その構想は挫折し、最終的には、中国ではなく日本をパートナーとする東アジア政策の基本路線が確立される。こうしたアメリカの東アジア政策の転換過程を、米国対外援助法の制定(一九四八年)と米華相互防衛条約の成立(一九五四年)を軸に、検証する。
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収録内容
1 | 第1章 中国大国化構想の形成(大国管理の構想 |
2 | 中国の役割と位置づけ |
3 | カイロ・ヤルタ会談再考) |
4 | 第2章 中国大国化構想の挫折(トールマン政権の発足 |
5 | 中国統一策の展開 |
6 | 対中政策の再検討 |
7 | 中国分断策の採用) |
8 | 第3章 日本無力化構想の挫折(非軍事化政策と救済援助 |
9 | 国務省の日本経済復興計画 |
10 | 陸軍省の日本経済復興計画) |
11 | 第4章 戦後東アジア秩序構想の帰結(台湾政策の変遷―一九四八年まで |
12 | ケナンの台湾占領論 |
13 | 台湾海峡介入―非介入路線と朝鮮戦争 |
14 | 米華相互防衛条約の締結) |