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アイロニーはなぜ伝わるのか? (光文社新書)

木原善彦/著

858円
ポイント 1% (8p)
発売日 2020年01月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2452050
JAN/ISBN 9784334044541
メディア 本/雑誌
販売光文社
ページ数 218

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

ある晴れた休日、「今日はお出かけ日和だ」と言って意気揚々とAさんが家族をつれてピクニックに出掛ける。ところが、急に天気が崩れて土砂降りになり、「ほんとに今日はお出かけ日和ね」と家族に言われてしまう。Aさんに対する非難のこもったこの発言がいわゆるアイロニー発話と呼ばれるものの典型とされる。この場合、「アイロニー」に「皮肉」という訳語を当ててもかまわないが、アイロニーは「皮肉」よりも幅広いカテゴリーの修辞的表現である。本書では、この「言いたいことの逆を言う」アイロニーがどうして相手に伝わるのかという問題を考える。現実を相対化するための、知的な「武器としてのアイロニー」の可能性も示す。

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    収録内容

    1 第1章 言葉のアイロニー(アイロニーとは何か?
    2 語用論的アイロニー論
    3 アイロニーのこだま理論
    4 ほのめかし理論
    5 偽装理論)
    6 第2章 アイロニーのメンタル・スペース構造(メンタル・スペース理論
    7 アイロニーの多様性を説明する
    8 アイロニーに隣接する修辞法
    9 シグニファイング・モンキー)
    10 第3章 文学作品におけるアイロニー(アイロニーはちゃぶ台をかえす
    11 哲学におけるアイロニー
    12 結果が期待を裏切るとき
    13 アイロニーの意図、転倒する価値
    14 もつれるアイロニーと小説
    15 パロディー、パスティーシュ
    16 虚構スペースで遊ぶということ)

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