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商品説明
保高徳蔵の熱意によって、多くの作家を輩出し、文壇を支えた雑誌の全貌に迫る。
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収録内容
1 | 『文藝首都』―文壇を支えた同人誌 |
2 | 第1部 文壇への期待/文壇からの期待(文学懸賞が生んだ同人誌―『改造』懸賞創作と『文藝首都』の関わり |
3 | 『文藝首都』の“批評”のモード―保高徳蔵・青野季吉を軸として |
4 | 「素朴な、人間本然の心」を詠う―“林芙美子”の文壇における生存戦略 |
5 | 大原富枝「女流作家」への道―『文藝首都』から「婉という女」へ |
6 | 作家が語る・作家に聞く1 勝目梓) |
7 | 第2部 居場所のきしみ(金史良の日本語文学が生成された場所としての『文藝首都』―「土城廊」の改作過程を中心に |
8 | 台湾植民地作家龍瑛宗の『文藝首都』を通じたアジア作家との交流 |
9 | 実作者ナカガミケンジの覚悟―『さんでージャーナル』と『文藝首都』を中心として |
10 | 作家が語る・作家に聞く2 紀和鏡) |
11 | 第3部 労働とペンの力学(「沃土」とは別の仕方で語ること―『文藝首都』における和田伝 |
12 | 「あけくれ」から「峠」「糸の流れ」へ―『文藝首都』のなかの早船ちよ |
13 | 国鉄勤労詩論争の周辺―『文藝首都』と労働者 |
14 | 医師がペンを執るとき―なだいなだと宗谷真爾 |
15 | 作家が語る・作家に聞く3 飯田章) |
16 | 第4部 例外状況を生き抜く(上田広「黄塵」と文学の“大衆性”への欲望―『文藝首都』から『大陸』への転載をめぐる問題系 |
17 | 「創作指導雑誌」という姿勢―戦時下における『文藝首都』の位置 |
18 | 金達寿「塵芥」におけるパラテクストの可能性 |
19 | 「小野京」としての林京子―『文藝首都』発表作品の位相 |
20 | 作家が語る・作家に聞く4 佐江衆一 |
21 | 『文藝首都』年表) |