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商品説明
漢文訓読や歌論・連歌論等、日本語に関わる人々の関心事であり続けた「テニヲハ」。近世後期に入ると、国学者たちはテニヲハの研究を深め、陸続と語学書や活用表が編まれた。現代とは異なる範囲と尺度を持つその活用表は、語学的な営為の結晶であるとともに歌学・古典学の精髄でもあった―近世の伝統的なテニヲハ研究を、動詞の活用研究との関係から辿り、近代的文法研究にどのような影響を与えたのかを検討。国学研究の地平に肉薄し、その射程を読み解く。附録として未発表資料黒川真頼草稿『詞の栞』影印・翻刻を掲載。
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収録内容
1 | 第1部 完了「り」の学説史(完了「り」考―鈴木朖まで |
2 | 完了「り」考―本居春庭以降 |
3 | 「自他」再考) |
4 | 第2部 命令形の学説史(「命令形」考 |
5 | 続「命令形」考―明治前期における |
6 | 「属」考―意味分類の試み) |
7 | 第3部 八衢の系譜(黒川真頼の活用研究と草稿「語学雑図」 |
8 | 黒川真頼における『詞八衢』の受容と展開) |
9 | 附録 |