著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
2019年、動物愛護法が改正され、動物虐待の厳罰化が実現した。この改正のプロセスに、積極的にそして深くかかわってきたのが、著者と著者が理事長を務める、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaである。ペットビジネスの闇に深く切り込んだことで衝撃を与えた前作『それでも命を買いますか?』から4年、Evaの歩みのなかから浮かび上がってきた動物たちをめぐる、いまだ終わらない過酷な状況を多くの方々に知ってもらうべく、再び著者は筆をとった。「動物にやさしい社会は、人間にとってもやさしい社会」という著者のまっすぐで真っ当なメッセージは、まさにこの国の「今」を問い直す言葉に他ならない。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 この国の動物を取り巻く“2つの事情”(ネットにはびこる“虐待自慢”―SNS社会が動物を殺す |
2 | 行政は動物を殺さなくなったのか―殺処分ゼロを考える) |
3 | 第2章 動物愛護法改正、その評価と課題―何が変わり、何が変わらなかったのか(「厳罰化」への道1―現行法の限界を痛感した事件 |
4 | 「厳罰化」への道2―あきらめない思いと“25万筆の署名”が生んだ奇跡 ほか) |
5 | 第3章 「かわいい」の向こう側に巣食う闇―そこに命の尊厳はあるか(いまだ終わらないペットショップでの悲劇 |
6 | テレビ番組の無自覚という罪―動物は「視聴率を稼ぐ道具」ではない |
7 | 日本の動物園は、学びの場か、見世物小屋か) |
8 | 第4章 人間のために失われる“命”に感謝と尊厳を―アニマルウェルフェア(畜産動物、実験動物という「崩せない牙城」―法改正でも置いてけぼり |
9 | 動物ファーストの畜産を―アニマルウェルフェアを知っていますか ほか) |