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商品説明
アメリカ教育思想史において、どのように超越主義が影響したのか。19世紀末から20世紀にかけて起こった教育改革運動、進歩主義教育と個人の尊重を説く超越主義との結びつきは深い。その思想的水脈をなぞるのに、ミッシング・リンクといえるのがオルコットだ。パーカーやデューイにも足跡を残した、知られざるオルコット像を説き明かす。
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収録内容
1 | 序論 本書の研究目的と構成 |
2 | 第1部 オルコット超越主義思想に影響を与えた思想群(超越的世界の意味づけ |
3 | 超越論的認識の背景 |
4 | 超越論的「知性」概念の拡充 |
5 | オルコット超越主義的実践理論への影響関係) |
6 | 第2部 超越主義から進歩主義教育に流れる思想的水脈(エリザベス・ピーボディの幼児教育思想―オルコット教育理論の受容と批判 |
7 | プラグマティズムへの影響―ウィリアム・ジェイムズとの関係 |
8 | ドイツ超越論的観念論からプラグマティズムへの中継点 |
9 | プラグマティズムへの超越主義の影響の一断面―ミッシング・リンクとしてのオルコット人格主義 |
10 | 超越主義とプラグマティズムの「宗教」的通路―オルコットの人格主義に基づく「新しい教会」構想を手掛かりに |
11 | 進歩主義教育への影響―パーカー、デューイへの影響) |
12 | 結論 オルコット教育思想の再評価と超越主義の思想史的再定位 |