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商品説明
戦争で親を失い路上生活を強いられ、「駅の子」「浮浪児」などと呼ばれた戦争孤児。飢えと寒さ。物乞いや盗み。戦争が終わってから始まった闘いの日々。しかし、国も周囲の大人たちも彼らを放置し、やがては彼らを蔑み、排除するようになっていった。「過去を知られたら差別される」「思い出したくない」と口を閉ざしてきた「駅の子」たちが、80歳を過ぎて、初めてその体験を語り始めた。「二度と戦争を起こしてほしくない」という思いを託して―戦後史の空白に迫り大きな反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化。
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収録内容
1 | プロローグ―たった70年前、ここに孤児たちがいた |
2 | 第1部 戦争が終わって闘いが始まった―焼け野原に放置された「駅の子」(神戸空襲で「駅の子」になった―内藤博一さん |
3 | 上野駅で見た地獄―金子トミさん |
4 | 孤児の保護施設・板橋養育院の悲劇 |
5 | 学童疎開の犠牲者―渡辺喜太郎さん |
6 | 引き揚げ孤児の悲劇―瀬川陽子さん |
7 | 路上生活で視力も失う―小倉勇さん |
8 | 「戦争孤児」の保護を後回しにした国 |
9 | 奮闘した民間の保護施設―1000人の子どもを保護した愛児の家 |
10 | 「靖国の遺児」と呼ばれた子どもたち) |
11 | 第2部 嫌われていった「駅の子」―復興から取り残され、やがて忘れられ(対策を指示したGHQ |
12 | 始まった強制収容「狩り込み」 |
13 | 檻に閉じ込められた戦争孤児―伊藤幸男さん |
14 | 復興から取り残されていく「駅の子」 |
15 | 路上で野良犬のように扱われる―山田清一郎さん |
16 | 社会に逆らって生きると決めた―小倉勇さん |
17 | 転落していった子どもたち |
18 | 日本を去った戦争孤児―伊藤幸男さん |
19 | 「駅の子」たちのいま) |
20 | エピローグ―取材を終えて |