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商品説明
側室制や乳人制度など伝統的な婚姻・子育ての形を色濃く残していた皇室が、なぜ「近代家族」化の道を辿ることになったのか。一夫一婦制への転換、「御手許」養育の変遷、恋愛結婚の実態など、明治中期から戦後を対象とし、皇室内部の史料と新聞雑誌メディアをもとに検討。大衆化する社会情勢と連関させて考察し、時代に順応していく皇室の姿に迫る。
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収録内容
1 | なぜ、皇室が近代家族であることを問うのか |
2 | 1部 睦仁・美子、嘉仁・節子の時代―明治中期から大正前期(明治期における皇太子嘉仁・節子夫妻と近代家族 |
3 | 永世皇族制と近代家族化のなかの皇族庶子問題 |
4 | 大正期皇室における一夫一婦制の確立) |
5 | 2部 裕仁・良子の時代―大正後期から昭和戦前期(大衆社会化のなかの皇太子妃良子 |
6 | 近代皇室における「乳人」の選定過程と変容 |
7 | 皇子養育をめぐるポリティクス) |
8 | 3部 明仁・美智子の時代―昭和戦後期(敗戦直後の内親王の結婚―「恋愛」への注目 |
9 | 美智子妃「恋愛神話」の創出 |
10 | ミッチー・ブーム、その後―「大衆天皇制論」の再検討) |
11 | 「近代家族」と皇室 |