仙覚『萬葉集註釈』被注萬葉集歌一覧・被注 (和泉索引叢書)

十三世紀の天台密教の学僧・仙覚は、『萬葉集』の研究に画期をもたらした。本書は、仙覚が『萬葉集註釈』において言及した萬葉集歌・題詞・前置漢文・漢文序・書簡文・左注などを可能な限り採取し、主要四本における所在位置を示す。また、一音に意味を認めると同時に、ことばの相互関係を重視する仙覚の解釈の方法に沿って被注語句一覧を実験的に作成し、それらを五十音順に配列して所在位置を示す。