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南方熊楠のロンドン 国際学術雑誌と近代科学の進歩

志村真幸/著

4400円
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発売日 2020年02月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2462977
JAN/ISBN 9784766426502
メディア 本/雑誌
販売慶應義塾大学出版会
ページ数 6

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

イギリスと東洋が関係を深めつつあった19世紀末、当時、最先端の都市だったロンドンに留学し、大英博物館リーディング・ルームを主たる舞台として世界各国の辞書や事典を渉猟し、学問的研鑽を積んだ熊楠は、いかにして欧米の学術空間に受け入れられたのか。国際学術誌『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『フラヘン』に376篇もの英文論考を寄稿し、東洋からの知見の提供によって、近代科学の発展を支えた南方熊楠の営為を歴史的・国際的な視点から捉えなおす、気鋭の力作。

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    収録内容

    1 雑誌の国の熊楠―英文論文三七六篇の意義と価値
    2 第1部 『ネイチャー』―近代科学を支えた雑誌という装置(ロンドンでの二つの「転換」―なぜ植物学から離れたのか
    3 「東洋の星座」に秘められた戦略―古天文学と比較民族学
    4 一九世紀末の『ネイチャー』を読む―先端科学と科学啓蒙のあいだ
    5 東洋への関心―日本、中国、インド
    6 東洋の情報提供者から世界の探求者へ―そして熊楠の挫折
    7 『ネイチャー』からの撤退―変容する雑誌空間)
    8 第2部 『ノーツ・アンド・クエリーズ』―ローカルな知とグローバルな知の接合・衝突する場(熊楠と『ノーツ・アンド・クエリーズ』―三四年間の投稿生活
    9 質疑応答するアマチュア知識人たち―『ノーツ・アンド・クエリーズ』という世界
    10 辞書の黄金時代―『オクスフォード英語大辞典』『エンサイクロペディア・ブリタニカ』を生みだした場所
    11 『ノーツ・アンド・クエリーズ』的空間の世界展開―人文科学者たちの見はてぬ夢
    12 熊楠は『ノーツ・アンド・クエリーズ』をいかに利用したか―論文執筆の目的
    13 熊楠の西洋世界への貢献―その英文論文はいかに利用されたか)
    14 国際的知的空間における熊楠の役割と価値―新しい熊楠像へ

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