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商品説明
文学や芸術は、「男」をどのように描き出してきたのか―。欧米や中国の映画や文学、芸術、演劇などを男性表象という視点から読み替え、無意識的に/意識的に男性性に規定されて揺らぐ作家や登場人物の多様な“男らしさ”を、彼らが生きた時代と社会に即して析出する。社会のマジョリティと見なされているからこそ、透明人間のように「そこにいる」のに語られることがない男性性を解明する表象分析。
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収録内容
1 | 序文 マスキュリニティ、二十世紀、表象 |
2 | 第1章 表現主義のマチズモとアウトサイダー性 |
3 | 第2章 新しい男の誕生?―ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ |
4 | 第3章 洪深のアメリカ留学体験―自伝における人種差別・恋愛、そして演じること |
5 | 第4章 男らしくない西部劇小説『シェーン』―冷戦期アメリカの核/家族 |
6 | 第5章 「人間らしさ」への道、「男らしさ」への道―ラルフ・エリソン『見えない人間』 |
7 | 第6章 母、マジョリティ、減退する性―ロマン・ガリと男性性 |
8 | 第7章 飛ばなかった王子―マシュー・ボーン版『白鳥の湖』にみる男性性と現代社会 |
9 | 第8章 現代美術にみる狩猟と男性性―おとぎ話文化研究の視点から |