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商品説明
社会の安定のために、貨幣を制御しなければならない。国際金融危機の背景には、行き過ぎた富の流動化(証券化)がある。流動性は制度・権力によって支えられる。それを世界経済のレベルで解き明かすことが重要である。かつては、そのような視座をもつ経済理論・思想があった。忘れられた貨幣論を再発見し、貨幣の暴走をしずめる知恵を歴史に探る。
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収録内容
1 | 序章 |
2 | 第1章 バブルの古典理論―ジョン・ローの貨幣論 |
3 | 第2章 利害対立と信用管理―J.R.コモンズの通貨管理論 |
4 | 第3章 流動性と権力―A.A.バーリの人為的流動性論 |
5 | 第4章 流動性と制度―ケインズの自己利子率論 |
6 | 第5章 国際資本移動と中心国の責任―ヌルクセ理論の再評価 |
7 | 第6章 周辺と異質性へのまなざし―杉本栄一の短期流動性原則論 |
8 | 終章 |