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商品説明
「帝国臣民タル男子」の義務である兵役を拒まれた非国民―徴兵検査で丙種合格になった作家、ハンセン病のために徴兵されなかった病者、さまざまな手段で徴兵を拒否した者。戦時下の非国民の短歌や小説を解読して「地面の底が抜けた」疎外感と自己喪失感の表現、そこから生じる逆説的な国民意識をたどる。
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収録内容
1 | 第1部 非国民文学論(いのちの回復 |
2 | “国民”を照射する生―ハンセン病療養者 |
3 | “幻視”という生―明石海人 |
4 | “漂流”という生―『詩集三人』と『笹まくら』 |
5 | パラドクシカルな“国民”) |
6 | 第2部 “歌聖”と“女こども”(明治天皇御製をめぐる一九四〇年前後(昭和十年代) |
7 | 仕遂げて死なむ―金子文子と石川啄木) |