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商品説明
1941年12月の太平洋戦争開戦を受けて、ハワイで行なわれた日系人戦時強制収容。抑留所の開設から終戦後の閉所まで、強制収容の全期間にわたり、抑留対象者がどのように変化したか、並びに、オアフ島に設営されたサンドアイランド抑留所、また、その後身となったホノウリウリ抑留所の「抑留所機能」がいかに変容したかを論じる。未だ総括的な研究が十分ではない、ハワイの日系人強制収容史を、陸軍資料を中心とした一次資料、回顧録、オーラルヒストリー、地図、写真等、多様な資料を組み合わせて検証する。
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収録内容
1 | 序章 ハワイ日系人戦時強制収容の包括的理解へ向けて |
2 | 第1章 ハワイ日系人戦時強制収容「開始期」におけるサンドアイランド抑留所の再検討 |
3 | 第2章 ホノウリウリ抑留所開設による戦時強制収容「継続期」への移行―面会制度と日系人抑留者の生活 |
4 | 第3章 ホノウリウリ抑留所/収容所史の再考―「継続期」における日系人抑留者の「抵抗」から |
5 | 第4章 戒厳令撤廃以降の日系人抑留者たちと戦時強制収容の「収束期」 |
6 | 補論 太平洋の中のホノウリウリ―戦争避難民の一時受け入れと移送 |
7 | 終章 ハワイ日系人戦時強制収容の歴史的変遷 |