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青元神社に生まれた藤波由弦は、五歳の時、嵐の夜に土地の守り神である天狐の蓮に出会う。蓮は高貴で美しく、その出会いは幼い由弦の記憶に深く刻まれた。それから十六年、再び蓮と再会した由弦は、彼が棲む神の庭に招かれる。優しく慈愛に満ちた蓮の言動に日々心を躍らせる由弦だったが、ある日、蓮には忘れられない長年の想い人がいることを知る。その相手は土地神に嫁いだ人間で、なんと由弦に見目がそっくりらしい。自分は身代わりとして蓮に気にかけてもらえただけ...。その事実に由弦の胸は切なく震え、悲しみから神の庭を飛び出すが...?
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