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商品説明
戦前、多くの日本人が「国体」思想に飲み込まれ、戦争に動員されていった。なぜ日本人は、この流れに抗えなかったのか?総力戦に敗北した後、天皇は連合国軍最高司令官に「従属」する形となった。実際にはアメリカ大権となっているにもかかわらず、鋭敏な知識人ですら、それを直視できずにいるのはなぜか?戦時期に教育の場で広く読まれ、国民に深甚な影響を与えた『國體の本義』の解読をとおして、戦前・戦後を貫流する日本人の精神の「無意識」を問う。ふたたび日本が内閉しようとしている今、来し方行く末を考えるに際し、必読の書!
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収録内容
1 | 序論 『國體の本義』の恐ろしさ |
2 | 第1部 『國體の本義』を読む(天壌無窮の神勅 |
3 | 天皇 |
4 | 臣民 |
5 | 国史 |
6 | 国土と国民 |
7 | 祭祀と道徳 |
8 | 学問と科学 |
9 | 政治・経済・軍事 |
10 | 結語 |
11 | 国体のゆくえ) |
12 | 第2部 天皇親政とアメリカ大権(なぜ天皇親政説なのか |
13 | 天皇の近代 |
14 | アメリカ大権 |
15 | 三島と吉本と国体と |
16 | 大東亜共栄圏の残照) |
17 | 結論 |