商品説明
「もっと山野さんと、学校でも過ごす時間がほしい」二学期。ますます強くなる気持ちを胸に、俺は彼女が所属する生徒会選挙へ立候補した。山野さんも誘ってくれたしな。一緒に選挙演説の原稿を準備しながらも、新しく山野さんのベランダで家庭菜園を始めたり、彼女と屋内プールに行ったり、これまで通り山野さんと仲良く過ごしていた。けれど、どれだけ時間を過ごそうとも、変わらない俺たちの関係。ずっとこのままで、本当に良いのだろうか。嫌だ。何か、変えなければ。だから俺は、生徒会に入れたら―山野さんに告白する。