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商品説明
なぜ日本社会はこんなにも息苦しいのか。その原因は教育をめぐる磁場にあった。教育が私たちに求めてきたのは、学歴なのか、「生きる力」なのか、それとも「人間力」なのか―能力・資質・態度という言葉に注目し、戦前から現在までの日本の教育言説を分析することで、格差と不安に満ちた社会構造から脱却する道筋を示す。
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収録内容
1 | 第1章 日本社会の現状―「どんな人」たちが「どんな社会」を作り上げているか |
2 | 第2章 言葉の磁場―日本の教育の特徴はどのように論じられてきたか |
3 | 第3章 画一化と序列化の萌芽―明治維新から敗戦まで |
4 | 第4章 「能力」による支配―戦後から一九八〇年代まで |
5 | 第5章 ハイパー・メリトクラシーへの道―一九八〇~九〇年代 |
6 | 第6章 復活する教化―二〇〇〇年代以降 |
7 | 終章 出口を探す―水平的な多様性を求めて |