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商品説明
1990年代半ばフランス舞踊界でなにがおこったのか。振付家、ダンサー、観客という固定された関係性への疑義。それまでのダンスに内在化された慣習的なコードを拒絶し、大きな議論を巻き起こした「ノン・ダンス」という概念の出現。これらを巡る考察を通して「作者のダンス」から「作者の死」後のダンスへと移行するダイナミックな運動を記述し、変容し続けるコンテンポラリー・ダンスの現在を明らかにする。
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収録内容
1 | 序章 「ノン・ダンス」―コンテンポラリー・ダンスの変貌 |
2 | 第1章 「ノン・ダンス」の始まり―コンテンポラリー・ダンスにおける政治と美学の転換 |
3 | 第2章 「ノン・ダンス」と文化政策の変遷―「八月二〇日の署名者たち」について |
4 | 第3章 「ノン・ダンス」とポスト・モダン・ダンス |
5 | 第4章 「ノン・ダンス」とパフォーマンス的転回 |
6 | 第5章 「作者のダンス」を超えて―ジェローム・ベルとグザヴィエ・ル・ロワ |
7 | 結語 |