本/雑誌
日本の表装と修理
岩崎奈緒子/編集 中野慎之/編集 森道彦/編集 横内裕人/編集
7700円
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発売日 | 2020年03月発売 |
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商品説明
絵画や書、古文書など、紙や絹を用いた文化財は、表装によって、より美しく、より長くその存在を守られ続ける。そして、これらの歴史的遺産を修理・保存し、伝えていくことは、そこに込められた人々の思い・願いをも共有していく営みである。表装や修理は、どのような価値観や思想のもとに行われてきたものなのか。文化財の修理・保存の第一線にあり、その困難な作業の中で、技術者たちはどのような試行錯誤を重ねてきたのか。残し伝えられてきた「モノ」との真摯な対話の中から、表装と修理にまつわる文化史を描き出し、今日の我々にとっての文化財保護の意義と意味を照射する。
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収録内容
1 | 第1部 現代の装〓・文化財修理(装〓師の声を聞く―技術者から見た装〓文化財修理の進化 |
2 | 表具師から装〓師へ |
3 | 古文書修理の歴史と理念) |
4 | 第2部 表装の文化史(日本中世の仏画の表装 |
5 | “東山表具”の成立をめぐる小考 |
6 | 江月宗玩による表具の記録と制作 |
7 | 表装が伝えるもの―後水尾院縁の掛軸を事例として |
8 | 近代日本における中国書画蒐集と表装 |
9 | 近代日本画の材料と表装) |
10 | 第3部 修理の文化史(平安時代の仏画制作とその修理 |
11 | 前近代における書跡・古文書修理の諸相―現状維持の理念をめぐって |
12 | 護持院隆光の寺社修理―元禄期の奈良を中心に |
13 | 近代日本画の材料と表装 |
14 | 近世ヨーロッパ美術と修復―芸術作品の受容史の視点から) |