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商品説明
いま、「哲学本来の仕事」を知る人はどれだけいるのか。平易な語り口の哲学書で幅広い読者を獲得してきた著者が、三十年にわたる研究の成果を注ぎ込んで書き下ろす本書は、哲学の功績を「自然科学」と「近代社会」の発明にあるとし、難問であった「存在の謎」「認識の謎」「言語の謎」を解いて現代の哲学の使命を「社会の本質学」として定式化する。古代ギリシャのソフィスト以来二千五百年にわたる哲学史を「普遍認識の可能性」をめぐる闘争史として一挙に捉えなおす、この上なく正統、かつ類例のない記念碑的な哲学入門!
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収録内容
1 | 序 哲学の方法と功績 |
2 | 第1章 哲学の謎と普遍認識 |
3 | 第2章 近代哲学の苦闘と「認識の謎」の解明 |
4 | 第3章 現象学批判と『イデーン』解読 |
5 | 第4章 「言語の謎」と「存在の謎」の解明 |
6 | 第5章 本質観取とは何か |
7 | 第6章 現代哲学と社会理論の隘路 |
8 | 第7章 「社会の本質学」への展望 |