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商品説明
明治期に隆盛をきわめた美辞麗句集や、大町桂月・小島烏水らにも用いられた美辞麗句表現などが時代の流れのなかで人びとにいかに受容され、文章の近代化にどのような作用をもたらしたのかを考究する。
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収録内容
1 | 第1部 美文と紀行文の境界をめぐって(美文とはなにか―大町桂月を軸とした美辞麗句共有のネットワーク |
2 | 雑誌『文庫』の美文をめぐって―小島烏水の叙景 |
3 | 美文教科書としての軌範性―『花紅葉』の構成と受容) |
4 | 第2部 美辞麗句による風景描写(月ヶ瀬観梅紀行文における美辞麗句―トレース表現と美辞麗句集 |
5 | 杉田観梅紀行文における美辞麗句―同質化される風景 |
6 | 近代大阪の出版界と美辞麗句集―心斎橋筋の書肆矢島誠進堂を中心に) |
7 | 第3部 こころの風景とことば(美辞麗句によって「幻出」される風景―明治三十年代の『文芸倶楽部』を視座として |
8 | 「秀霊」なる山水―美辞麗句の中にみる風景のうつし方) |