本/雑誌
移動するメディアとプロパガンダ 日中戦争 (アジア遊学)
西村正男/編 星野幸代/編
3080円
ポイント | 1% (30p) |
---|---|
発売日 | 2020年03月発売 |
出荷目安 | メーカー在庫見込あり:1-3週間
※出荷目安について |
- 追跡可能メール便 送料無料
商品説明
戦中から戦後にかけて、映画、音楽、漫画、舞踊といったヴィジュアル的で、パフォーマンス性の高い芸術は、作り手や演者がメディア媒体として移動するために、政治的・文化的なプロパガンダとして効果的であった。こうした芸術の担い手たちは、いかなる動機で、あるいは誰との関係によってどこへ移動したのか。また何を移動させ、その効果はどうであったか。さらに彼ら・彼女らはどのような運命をたどったのか。本書は「プロパガンダ芸術=移動するメディア」と、それを担った個人の思惑や彼らを動かした歴史・社会的な動態との関連を、さまざまな人間模様を通して活写する。
関連記事
収録内容
1 | 第1部 映画製作 投影された隠し画(「狂乱」と「新生」―娯楽映画から灰色上海まで |
2 | 『狼火は上海に揚る』から『春江遺恨』へ |
3 | 日本占領下における華北映画について―華北電影股〓有限公司の文化映画・ニュース映画を中心に ほか) |
4 | 第2部 身体芸術プロパガンダ 横溢する美(プロパガンダと装飾芸術―張光宇『西遊漫記』をめぐって |
5 | 音楽プロパガンダにおける「差異」と「擬態」―戦時下日本の「満支」をめぐる欲望 |
6 | 南方「皇軍」慰問―芸能人という身体メディア) |
7 | 第3部 日中ポピュラー文化の戦後への延伸(戦後日本における中国古典の映画化―日本・大陸・香港・東南アジアに跨る大衆文化の記憶 |
8 | 戦後における李香蘭と二人の後継者―胡美芳と葛蘭 |
9 | 中国語映画の「戦後」―女優李麗華とその主演作品を中心に) |