本/雑誌
危機のアメリカ「選挙デモクラシー」
吉野孝/編著 前嶋和弘/編著
2970円
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発売日 | 2020年04月発売 |
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商品説明
20世紀半ば以降、マイノリティや女性などの利益表出の進出といった社会変化により、従来の白人たちによる協調的・妥協的な合意形成に基づく「民主政治」が困難となった。そして、その結果生じた選挙デモクラシーの機能不全が、昨今のアメリカにおける政治の分極化やトランプ現象といったアメリカ・デモクラシーの危機にまで通底している―。本書は、政党、選挙民、司法‐政治関係、メディアといったアメリカ政治を特徴づける各アクターに焦点を当て、選挙デモクラシーが機能不全に陥った経緯を明らかにするとともに、そこからの再起方法を模索した挑戦的研究である。2020年アメリカ大統領選挙を見る上での前提知識としても、研究者・報道関係者・学生必読の一冊!
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収録内容
1 | 第1部 選挙デモクラシーの定式化(選挙デモクラシーの仕組みとアメリカ政治) |
2 | 第2部 経済社会変化にともなう入力変化(1950年代以降の利益の多様化と政治の分極化 |
3 | 合衆国最高裁判所と選挙デモクラシー) |
4 | 第3部 主要アクターと制度の対応(政治とメディアの関係の変化と選挙デモクラシー |
5 | 選挙制度と政党の対応:アウトサイダーへの開放性政党改革半世紀の帰結 |
6 | 新しい選挙運動様式としてのアウトリーチ |
7 | 連邦議会における手続的分極化の進展と選挙デモクラシー) |
8 | 第4部 トランプ政権の誕生(なぜトランプは支持されたのか:2016年大統領選挙におけるリスク受容的有権者 |
9 | トランプ外交のルーツ) |
10 | 第5部 結論(選挙デモクラシーの再起動に向けて) |