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商品説明
犯行の凶器は、「夢」でした。タチの悪い悪意無き共犯者たちによる「夢を持て」の大合唱。その陰に隠れて黙殺されてきたドリーム・ハラスメントという実態。数々のインタビュー・文献調査から浮き彫りになったのは、夢を持てずに苦しむ直接的被害者と、意外な間接的被害者の存在。誰も夢から逃れられないのに、誰も夢の持ち方は教えてくれない。夢に支配されない生き方も提示されない。只々「夢は善」と妄信させるだけ。夢を持てないとヒトは死ぬのか。そんなにも社会は生きづらいのか。教育関係者自らが、教育界の長年のタブーをえぐり出す。
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収録内容
1 | 第1章 夢に食い殺される若者たち(どこへ行っても夢まみれの社会 |
2 | 夢はただの後付け物語 |
3 | 夢にねじ曲げられる若者の個性 |
4 | 正解志向と忖度力は当然の帰結) |
5 | 第2章 職業以外の夢が認められない異常(「夢=職業」という画一的な夢観 |
6 | 曖昧にしてきた夢の定義 |
7 | 職業観の変遷と夢化) |
8 | 第3章 タチの悪い悪意無き共犯者たち(悪意無き教師と保護者 |
9 | 教師という職業的宿命 |
10 | 教師を動かしたもう1人の犯人 |
11 | 夢は大量生産できなかった日本) |
12 | 第4章 夢を持たないとヒトは死ぬのか(『夢をかなえるゾウ』の空白地帯 |
13 | 夢を持たない生き方 |
14 | 大きな夢より小さな成功体験) |
15 | 第5章 それでも夢を持たせたいならば(近くを見よという逆説 |
16 | 夢は宿るもの |
17 | 実現しても終わりではない夢の続き |
18 | 夢のある社会への改築こそ大人の仕事) |