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商品説明
“キリスト教対イスラーム”を超えて多様な人々からなる社会の全体像へ。第1回十字軍によって生まれた「聖地防衛国家」は、内と外の異教徒とともになぜ存続しえたのか。祈る人、戦う人、働く人が都市と農村で形づくる王国の姿を、ヨーロッパとの関係も含め、精緻な史料分析から初めて解明した画期的労作。
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収録内容
1 | 第1部 祈る人―教会人たち(教会形成と王権 |
2 | 国王戴冠と司教任命 |
3 | 国政面における王権と教会 |
4 | 一三世紀の聖地周辺域における托鉢修道会士の活動) |
5 | 第2部 戦う人―騎士修道会、およびフランク人に仕えた現地人たち(聖ヨハネ修道会の「軍事化」に見る国制構造の変化 |
6 | 騎士修道会と国王宮廷会議 |
7 | 騎士修道会の発展 |
8 | フランク人に仕えた現地人たち) |
9 | 第3部 働く人(1)―ブルジョワと都市社会(前期エルサレム王国における都市統治構造―都市エルサレムのブルジョワを中心に |
10 | 十字軍国家における都市統治構造 |
11 | 「医者」から見る都市社会の構造 |
12 | ヨーロッパ商業都市と十字軍国家) |
13 | 第4部 働く人(2)―フランク人と農村社会(「ナブルス逃亡事件」とその背景 |
14 | 十字軍国家における農村支配―通訳官・書記官・ライース |
15 | フランク人による農村支配の変容とほころび―マルシリオ・ゾルジの『報告書』を手がかりに |
16 | フランク人による農村支配の限界) |