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エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学

エリザベス・ボウエン研究会/編

4180円
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発売日 2020年06月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2507533
JAN/ISBN 9784779126505
メディア 本/雑誌
販売彩流社
ページ数 15

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

20世紀英国文壇の重鎮、エリザベス・ボウエン(1899~1973)。二度の世界大戦を経験した20世紀にボウエンが見た荒廃と絶望は、今も終わりが見えない―イギリス伝統の風習喜劇に実存主義的視点を持ち込み、ゴーストに人間の心理の深奥をさぐらせるゴシック性。ボウエン文学の稀有な魅力に迫り、その全容の研究成果を問う。

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    収録内容

    1 ボウエンの文学的評価の変遷と現状―ボウエンという遠雷
    2 ボウエンにとっての場所とアイデンティティ―文学的ヴィジョンの核心
    3 アングロ・アイリッシュとしてのボウエンの源流―『七たびの冬』にみる自我の形成
    4 「熱気」から「残骸」へ―ボウエンの『日ざかり』とイシグロの『日の名残り』に見る冷戦構造
    5 ボウエンと乱舞する怪奇幻想の世界―そのゴシック小説の水脈を探る
    6 ボウエン文学の土壌としての少女領域―『エヴァ・トラウト―移りゆく風景』を中心にして
    7 “もの”は語る―人・家・自然が生み出す詩的でない言葉
    8 語られない過去をめぐって―『心の死』におけるゆがんだ世界、ゆがめられた心
    9 『日ざかり』における饒舌と寡黙―アンチロマンス・アイデンティティ・戦争
    10 虚構という孤独の言葉―『エヴァ・トラウト』における語りえない言葉を求めて
    11 〈どこにもない場所〉を生きる―「あの薔薇を見てよ」における場所の狂い、ファンタジー、そして無
    12 時空間を飛翔する想像力―「幸せな秋の野原」を読み解く
    13 〈私〉が〈彼女〉になる時―「第三者の影」、「林檎の木」、「幻のコー」論
    14 戦争のエピファニー―「ラヴ・ストーリー 一九三九」、「幻のコー」を中心に
    15 ロンドン空襲下のさまよえる孤独な魂―ボウエンとグレアム・グリーンの短編を比較して
    16 ハーディを通して読むボウエン―隠れた共通点を探って
    17 ボウエンのT.S.エリオットとの邂逅―私人、作家、書評家として
    18 ボウエンが見た若い娘たち―「現代娘であること」を読む

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