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商品説明
出版・翻訳・冷戦・教育といったキーワードを軸に語られる、日本・アメリカ・ソヴィエトの「世界文学」の創造と終焉、そして再生。数千万の読者をほこった「世界文学全集」はなぜ消滅したのか―文学研究という自由への冒険の書。
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収録内容
1 | 「世界文学」とはなにか―ヴェルトリテラトゥーアの野望 1827‐2019 |
2 | 第1部 本邦、「世界文学」事始め(パラダイムを輸入する―モウルトンの「世界文学」論とその影響 1890‐1952 |
3 | 「世界文学全集」の時代―『ハーヴァード・クラシックス』と円本版『世界文学全集』 1909‐1932 |
4 | 「世界文学全集」の光芒―大衆教養主義の興隆と減退 1945‐2011) |
5 | 第2部 マルクスの亡霊たち(革命と世界のカタログ化―1918‐1925 |
6 | 六千万冊の夢―ソヴィエト版「世界文学全集」はいかに鍛えられたか 1967‐1977 |
7 | 「世界文学」に翻弄された男―東洋学者ニコライ・コンラド 1922‐1970) |
8 | 第3部 ワールド・リットの普及と変転(「世界文学」の発明―ウィスコンシン、マディソン 1950 |
9 | 新しい「世界文学」のヒロイン―1956‐2004 |
10 | 全集から部分集合へ、さらなるエディションへと―2004‐2018) |
11 | 結びにかえて 「世界文学」研究―いまからはじまる 2020‐ |