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商品説明
混沌とした今日の世界で、より良い一歩を踏み出すには、お仕着せでなく私たち一人ひとりが「歴史する」、つまり未来を想像/創造するために、日々直面する問題を過去の豊かな経験を頼りに考え、行動することが求められます。それはみずから歴史を編み上げる営みであり、また時空を超える旅でもあります。2022年から高等学校の必修科目として「歴史総合」が始まり、歴史の学びが変わります。これを契機に、いまを生きる私たちにとって意味のある歴史とは何か、問いけようと思います。
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収録内容
1 | はじめに―「歴史総合」なのに「国語」とは |
2 | 1 「歌会始の儀」から考えてみよう―多言語社会の問題として |
3 | 2 まずは国語ということばを考えてみよう |
4 | 3 制度としての「国語」ってなんだろう |
5 | 4 象徴としての「国語」ってなんだろう―上田万年の議論を中心に |
6 | 5 植民地支配と「国語」について考えてみよう |
7 | 6 漢字を使わない「国語」について考えてみよう |
8 | 7 敗戦後の「国語」について考えてみよう |
9 | おわりに―「国語」から解き放されるために |