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商品説明
戦後中期から現代にかけての「継承という断絶」の諸相を描く。霊園・戦跡・モニュメント・新聞・映画・小説・手記など、さまざまなメディアをとおして、戦争記憶の「継承という断絶」が生み出される社会背景やメカニズムを解明する。長年このテーマに取り組んできた注目のメディア研究者による戦争記憶の歴史社会学。
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収録内容
1 | プロローグ 「継承」の欲望と戦後 |
2 | 1 空間の力学―「記憶の場」の構築と齟齬(靖国神社、千鳥ヶ淵―「社」と「遺骨」の闘争 |
3 | 広島、長崎―「被爆の痕跡」ポリティクス |
4 | 沖縄・摩文仁―「戦跡というメディア」の成立と変容) |
5 | 2 文化の力学―ポピュラー文化と死者の情念(映画『野火』―「難死」と「嘲笑」の後景化 |
6 | 映画『軍旗はためく下に』―覆され続ける「予期」 |
7 | 鶴見俊輔とカウンター・クライムの思想―「順法」への懐疑) |
8 | 3 社会の力学―「無難さ」の前景化と現代(鹿児島・知覧―「平和の尊さ」と脱歴史化の現代 |
9 | 「慰霊祭」の言説空間と「広島」―「無難さ」の政治学 |
10 | 「断絶」の風化とメディア文化―「継承」の欲望を問う視角) |
11 | エピローグ 「ポスト戦後七〇年」と「戦争」をめぐる問い |