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商品説明
西暦九八八年、キエフ大公ウラジーミル一世は東方キリスト教(ギリシア正教)を国教に採用した。以来、ロシアはビザンチン文明圏に属し、同じキリスト教を共有しながら、西欧とは別の歴史を歩んできた。時に熾烈な迫害を受け、時にロシア民族主義を鼓吹して、人々の精神的支柱となってきたロシア正教会の歴史を、政治と社会の流れの中で捉えた労作。
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収録内容
1 | 第1章 受洗千年祭を祝ったロシア正教会 |
2 | 第2章 生き方としてのキリスト教信仰 |
3 | 第3章 ロシア愛国主義の源流 |
4 | 第4章 第三のローマ=モスクワ |
5 | 第5章 正統と異端 |
6 | 第6章 国家による教会支配 |
7 | 第7章 ロシア革命と“無神論”体制の誕生 |
8 | 第8章 ソヴィエト体制下のロシア正教会 |
9 | 第9章 宗教ルネッサンスと内部分裂のジレンマ |
10 | 結章 ソ連邦崩壊後のロシア正教会と東方正教世界 |