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「母と息子」の日本論

品田知美/著

1870円
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発売日 2020年07月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2515171
JAN/ISBN 9784750516493
メディア 本/雑誌
販売亜紀書房
ページ数 250

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

母と息子の甘美で重苦しい関係が日本社会の基層を作っている―男性にとって女性は恐るべき母でしかないとしたら、社会の中での女性への差別もミソジニーも当然かもしれない。西原理恵子『毎日かあさん』、のぶみ『ママがおばけになっちゃった!』、古典ともいえる江藤淳『成熟と喪失』、村上春樹の小説群や、ひきこもり、教育ママ、相模原障害者殺傷事件など、社会で起こる様々な事例を引きながら、母と息子の関係性をものさしとして、日本社会のいまを考える。

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    収録内容

    1 第1章 母親業はやめられない―過酷で甘美な母というお仕事
    2 第2章 母は捧げる―自己犠牲という弱者の戦略
    3 第3章 母の愛は有償である―イエの継承者をつくる
    4 第4章 イギリスに「いい息子」はいない?―ジェントルマンの予備軍たち
    5 第5章 母は稼いで世話もする―「ダメ息子」と「しっかり娘」のお約束
    6 第6章 恐れられる母は女性蔑視を生む―マザコンを隠蔽するセクハラ
    7 第7章 繭のなかから世界を眺める―幽閉される息子たち
    8 第8章 豊かな世界と「ママっ子男子」の登場―友だち化する母と息子
    9 第9章 「教育ママ」の現在と未来―マニュアルをつくる母親たち
    10 第10章 母は見捨てる―切断する母の論理
    11 第11章 母の喪失と崩壊―「父」なき社会の底知れぬ不安
    12 終章 母と息子が離れるとき、日本は動き始める

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