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商品説明
精神科医である著者が、吉本隆明が広汎に論じてきた評論から、“こころ”と“倫理”についての思想を解読し、この時代の狂気の諸相を抉り出す。
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収録内容
| 1 | 第1部 “こころ”学入門(“資質”‐妄想論―吉本隆明の漱石論 |
| 2 | 身体はなぜ抗うつ薬を食べ続けるのか―フォイエルバッハと吉本隆明の身体論 |
| 3 | 行動の構造論―吉本隆明「メルロオ=ポンティの哲学について」「行動の内部構造」 |
| 4 | 自閉スペクトラム症論―ドナ・ウィリアムズと『心的現象論序説』) |
| 5 | 第2部 古典‐近代文芸における“こころ”学(吉本隆明の実朝論 |
| 6 | 吉本隆明の西行論 |
| 7 | 吉本隆明の芥川論 |
| 8 | 吉本隆明の太宰論) |
| 9 | 第3部 現代文芸における“こころ”学(『抹殺の“思想”』補遺―宮柊二『山西省』から木山捷平『苦いお茶』まで |
| 10 | 三島由紀夫『美しい星』の核戦争論 |
| 11 | 小林美代子『髪の花』と精神医療の一九六八年 |
| 12 | 吉本隆明の境界性パーソナリティ障害論―『国境の南、太陽の西』と『おしまいの日』 |
| 13 | 統合失調症―『転位のための十編』) |
