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プライヴァシーの誕生 モデル小説のトラブル史

日比嘉高/著

3190円
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発売日 2020年08月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2521668
JAN/ISBN 9784788516854
メディア 本/雑誌
販売新曜社
ページ数 306

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

私小説が書けなくなる!?私的領域と文学の変容。プライヴァシーや個人情報への配慮がゆきわたった現代において、実在の人物に基づくリアルな小説は書きにくくなっている。だが、かつてはそうでなかった―。藤村や芥川、三島由紀夫「宴のあと」、柳美里「石に泳ぐ魚」などのモデル小説を取り上げ、「表現の自由」と私的領域との相克を追い、「プライヴァシー」概念の成立と小説のゆくえを考える。

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    収録内容

    1 序章 モデル小説とプライヴァシー
    2 第1章 モデル問題の登場―内田魯庵「破垣」の発禁と明治の社会小説
    3 第2章 写実小説のジレンマ―トラブルメーカー島崎藤村と自然主義描写
    4 第3章 大正、文壇交友録の季節―漱石山脈の争乱1
    5 第4章 破船事件と実話・ゴシップの時代―漱石山脈の争乱2
    6 第5章 のぞき見する大衆―『講談倶楽部』の昭和戦前期スポーツ選手モデル小説
    7 第6章 “プライヴァシー”の誕生―三島由紀夫「宴のあと」と戦後ゴシップ週刊誌
    8 第7章 “芸術性”をいかに裁くか―昭和末、高橋治「名もなき道を」の勝訴
    9 第8章 モデル小説の黄昏―平成、柳美里「石に泳ぐ魚」のデッドエンド
    10 終章 ネット社会のプライヴァシーと表現

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