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商品説明
人はなぜ愚行を怖れ、しかも魅惑されるのか。愚行は西洋近代が考案した“人間の宿命”である。「愚」という尊き徳をめぐる最新長篇論考。
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収録内容
1 | 愚行は人を苛立たせ、魅惑する |
2 | わが偽善の同類、兄弟よ |
3 | ぼくはあの馬鹿女のことをみんな書いてやる(フローベール) |
4 | わたしは本当に白痴だったのです(ドストエフスキー) |
5 | わたしはなぜかくも聡明なのか(ニーチェ) |
6 | おまえが深く愛するものは残る その他は滓だ―愚行と後悔 |
7 | 馬鹿なことは得意ではない(ヴァレリー) |
8 | 稲妻にさとらぬ人(バルト) |
9 | わたし独りが鈍く暗い(老子) |
10 | 「愚」と云ふ貴い徳(谷崎潤一郎) |
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