商品説明
日本における中東政治研究の最新の知見をあつめたシリーズの第3巻。政治研究で例外視される中東地域の分析において、政治学と地域研究を組み合わせ、その構造的変動を解明することを目指す本シリーズは、今後の中東地域内力学および国際関係を見通す視座も提供する。本巻では、大国の思惑、地域のパワーバランスにさらされてきたイスラエルとパレスチナを丁寧に分析する。
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収録内容
1 | 序章 日本のイスラエル・パレスチナ研究における政治学と地域研究の新しい均衡 |
2 | 第1章 日本・イスラエル関係―疎隔からパートナーシップへ |
3 | 第2章 多文化主義―イスラエル左派運動とシオニズムの桎梏 |
4 | 第3章 市民社会―パレスチナ市民社会の多面性と国際援助による影響 |
5 | 第4章 パレスチナの内政―「アラファートの民主主義」とその後の暫定自治政府 |
6 | 第5章 イスラエルの内政―選挙政治を通じた「右傾化」 |
7 | 第6章 外交―対外政策からみるイスラエル・パレスチナ |
8 | 第7章 対米関係―福音派ロビーの台頭とエルサレム問題 |
9 | 第8章 紛争―イスラエル・パレスチナ間における非対称的関係の再検討 |
10 | 第9章 政治と経済―イスラエルの市場主義への転換 |
11 | 終章 イスラエル・パレスチナという「地域の理解」 |