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藤沢周平 とどめの一文 (新典社新書)

半沢幹一/著

1100円
ポイント 1% (11p)
発売日 2020年08月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2536267
JAN/ISBN 9784787961815
メディア 本/雑誌
販売新典社
ページ数 157

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

端正な文章で知られる藤沢周平の時代小説から「一文一段落」でしめくくられる七十三作品を取り上げ、その終わり方から作品を読み直す。鮮やかな幕切れを演出する末尾文が、いかにして読者にとどめを刺すのか。主に登場人物の描写で終わる一文を通じて、藤沢作品とそこに描かれたひとびとの魅力を紹介する。

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    収録内容

    1 おしのの、短い旅は終っていた。―(暗い繩)
    2 疲れてかすんだ眼をこすり、清次は再び鑿をとり上げると、(略)―(闇の梯子)
    3 お吉はつぶやいたが、不意に自分も掌で顔を覆った。―(父と呼べ)
    4 薄闇の中にいる男とは、遠い昔に別れていたのだ、とも思った。―(旅の誘い)
    5 その鳥たちのしあわせに、微かな妬ましさを感じながら、(略)―(霜の朝)
    6 屋根を叩いていた時雨は、遠く去ったらしく、(略)―(時雨のあと)
    7 耳に轟いて、題目の声が続いていた。―(穴熊)
    8 耳を聾するばかりの時の声の中で、直太も寝たまま首をもたげ、(略)―(石を抱く)
    9 達平は、まだ頭が痛かった。―(拐し)
    10 橋の方から駆けてくるおようを指さしながら、おすまはそう言った。―(閉ざされた口)〔ほか〕

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