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商品説明
権威主義崩壊後、労働法制が改革されたインドネシア。その実態はどうか?団結権や行動権はどこまで確保され、法はどこまで執行されているのか。植民地期に遡る資料の渉猟と緻密な臨地調査を併せることで、労働運動のみならず広くインドネシア社会を特徴付ける、ムシャワラー(合議)と、一方で時に暴力を伴う行動主義の源流を探る。
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収録内容
1 | 「合議」と「全員一致」原則の現実と行方 |
2 | 植民地期の労働問題と労働法 |
3 | 独立後スカルノ期の労働法制と労使紛争処理 |
4 | スハルト政権下の労働法制と労使紛争処理 |
5 | 改革期の労働政策と労使組織 |
6 | 改革期初期の労使紛争処理事例―激烈な紛争と大量解雇 |
7 | 安定的労使関係の創出事例 |
8 | 2003年労働力に関する法律第13号 |
9 | インドネシアの労使紛争処理制度改革―2004年労使紛争処理に関する法律第2号を中心に |
10 | 労使関係裁判所制度下の労使紛争処理 |
11 | グルブック・パブリク「工場捜査」を労働攻勢とアウトソーシング |
12 | 労働運動の発展と労使紛争処理制度 |
13 | ムシャワラー・ムファカットと行動主義 |