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商品説明
ターミナルデパート、高級住宅地...国鉄に対抗し「官」からの独立を志向する関西私鉄は、沿線に市民文化を花開かせ、「民衆の都」大阪は東京をも凌駕した。だが、大正から昭和への転換、昭和天皇行幸を機に、大阪の街は次第に「帝都」へと変質してゆく―。鉄道と天皇という視座から日本近代の思想史的断面を描いた、著者代表作。
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収録内容
1 | はじめに―昭和大礼の光景 |
2 | 第1章 私鉄という文化装置 |
3 | 第2章 「私鉄王国」の黎明 |
4 | 第3章 「阪急文化圏」の成立 |
5 | 第4章 昭和天皇の登場 |
6 | 第5章 阪急クロス問題 |
7 | 第6章 「帝都」としての大阪 |
8 | おわりに―「紀元二千六百年」の光景 |