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商品説明
歌人たちの集う華やかな宮廷に嫁した王女が、信仰と慈善に身を捧げたのはなぜか?そして、若くして世を去った彼女が、没後わずか4年にして列聖されたのはなぜか?今なお絶大な人気を誇る聖人の生涯(1207‐1231)と、没後、列聖に至る過程をつぶさに検証、崇敬発展の背景にある聖俗諸勢力の思惑や、発足間もない教皇による列聖制度の詳細に光をあてる労作。アポルダのディートリヒ『聖エリーザベト伝』全訳を併録。
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収録内容
1 | 序章 |
2 | 第1部 聖エリーザベトの列聖と崇敬(聖エリーザベトの生涯と崇敬の始まり |
3 | 列聖審問と教皇グレゴリウス九世の意図) |
4 | 第2部 聖人伝の中のエリーザベト―ディートリヒ『聖エリーザベト伝』を中心に(アポルダのディートリヒの生涯とその作品 |
5 | 婚姻と忠誠―理想の妻と寡婦として |
6 | 財と施し―新たなる清貧理念の登場 |
7 | 「聖エリーザベト」の誕生―『聖エリーザベト伝』に見る奇蹟・列聖・崇敬) |
8 | 終章 |
9 | 補遺 一四世紀以降の聖エリーザベ崇敬 |
10 | 付録 アポルダのディートリヒ『聖エリーザベト伝』全訳 |