著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
地方公立進学高校の教師には、大都市圏との「教育格差」縮小という使命が与えられてきた。大学進学熱が高まる1990年代、公立でありながらトップクラスの受験結果を残すことを課せられた教師は、どのように「進学校」制度を確立したのか。受験結果を教師が請け負う「受験請負指導」が、「進学校」制度として確立・変容する様子を描く。新制度派組織論をもとに、教師の行為を理解する新たな枠組み「文化‐認知的制度モデル」を提示する。
関連記事
収録内容
1 | 序章 高校教師の行為はいかに理解できるのか(「地方公立進学高校制度」の制度化 |
2 | 「地方公立進学高校制度」の変容 |
3 | 高校教師の行為を理解する新たな説明図式 |
4 | 「文化‐認知的制度モデル」と新制度派組織社会学 |
5 | 本研究の方法および調査概要 |
6 | 本研究の構成と各章の概要) |
7 | 1 理論編(高校教師の行為を形作る認知的枠組み概念の検討 |
8 | 新制度派組織社会学における分析概念の検討) |
9 | 2 分析編(東北地方A県における受験指導重点化施策 |
10 | X高校の受験請負指導の確立と継承 |
11 | Y高校への普及と「地方公立進学高校制度」の完成 |
12 | 「地方公立進学高校制度」の脱制度化と帰結) |
13 | 終章 「文化‐認知的制度モデル」の提示と「地方公立進学高校制度」の行方(分析結果の概要 |
14 | 高校教師の行為を理解する「文化‐認知的制度モデル」の提示 |
15 | 「地方公立進学高校制度」の行方) |
close