本/雑誌
カズオ・イシグロと日本 幽霊から戦争責任まで (水声文庫)
田尻芳樹/編 秦邦生/編 レベッカ・L.ウォルコウィッツ/〔ほか著〕
3300円
ポイント | 1% (33p) |
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発売日 | 2020年10月発売 |
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商品説明
芸術、戦争、原爆、幽霊、故郷―日本を舞台にした『遠い山なみの光』『浮世の画家』など初期作品の読解はもちろん、未刊行の草稿ノート類の調査によって見出された、日本をめぐる幻の作品たちも大々的に紹介・考察。イシグロに潜在し、イシグロを包みこむ、近くて遠い“日本”のかたちを見晴るかす。
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収録内容
1 | イシグロの背信 |
2 | 夕餉に響く山の音とキリストの声 |
3 | 未刊行の初期長編「長崎から逃れて」―カズオ・イシグロの描く原爆 |
4 | 幻のゴースト・プロジェクト―イシグロ、長崎、円山応挙 |
5 | フィルムのない映画―吉田喜重による『女たちの遠い夏』 |
6 | 『浮世の画家』を歴史とともに読む |
7 | イシグロの名声 |
8 | 自己欺瞞とその反復―黒澤明、プルースト、『浮世の画家』 |
9 | 『わたしたちが孤児だったころ』における故郷への違和感と失われた母語 |
10 | 「蜘蛛であること」―カズオ・イシグロの二世界文学 |
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