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商品説明
「暴力」と「愛」と―「いくさ」を描く物語はなにを我々に伝えているのか。大量の血と首、首のないむくろ、切り落とされた手、切腹して折り重なる死骸。愛のために生き、そして死んでいった親子や夫婦、主従たち。『平家物語』『太平記』などに代表される「いくさ」を描いた物語は、いまなお、なぜ読まれ、語り継がれていくのか。「死」と「生」の物語のもつ魅力と意義、そして可能性をあざやかに解き明かす。
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収録内容
1 | 第1部 いくさの表象(軍記と暴力 |
2 | 『平家物語』という祝祭 |
3 | いくさと少年たち) |
4 | 第2部 愛の表象(『平家物語』の語る愛 |
5 | 残された女の物語) |
6 | 第3部 知の様相(慈光寺本『承久記』は嘆かない |
7 | 『太平記』の「知」) |
8 | 第4部 英雄の誕生(野蛮と純朴 |
9 | 時勢と英雄) |
10 | 第5部 教室の『平家物語』(何のために?―『平家物語』群読の危うさ |
11 | 『平家物語』に惚れさせない) |